コインの世界
古今東西、お金(お札とコイン)は皆さんが普段お買い物をしたり、皆さんのお父さんやお母さんがお仕事でお給料をもらったりするように、暮らしのさまざまな面で使われているものです。
また、コインにはその国の歴史、文化を表す人物や植物などたくさんの絵柄のバリエーションが刻印されています。ですから、コインは世界の国の歴史・文化がつまった生きた資料でもあるわけです。
これからみなさんと共に歴史、文化がつまったコインの魅力を探っていきましょう。
コイン収集はまずは手にいれやすいもの、自分が気に入ったものを選んでみるところからはじめてみましょう。
ちょっとづつ集めてみてコイン収集が楽しくなってきたら今度は、収集のテーマを決めて集めるという方法で、よりコイン収集の楽しみをふくらませてください。
記念貨などのシリーズで発行され、すでに完結しているものを収集する方法です。
(例)
・アメリカ50セント記念貨シリーズ 50種
・スイス連邦射撃祭記念 17種
・ドイツワイマール共和国記念貨シリーズ 3マルク 19枚/5マルク 9枚
・オーストラリア歴史シリーズ 2シリング貨 10枚
・ドイツバイエルン記念貨シリーズ 1ターレル 24枚/2ターレル 14枚 他
また、消滅した国のコインもそのカテゴリーに入れます。
・ダンチッヒ
・ラトビア
・リトアニア
・リストアニア 他
収録の目標を自分で作り、自分できめたコインのコレクションをすることも「クローズエンド」と言えます。
国、額面、発行年など興味のあるものをテーマに好きなだけコレクション増やしていく方法です。記念貨シリーズで将来も発行され続けるものを言います。
オープン・エンドはコイン収集の伝統的方法です。
収集方法としてはこちらの方が時間、お金の面からも一般的な方法といえるでしょう。